誰も知らない料金自動支払機でのビザ手数料の払いかた

証明写真の端末みたいな機械を使っていろんな税金や料金が払えるようになっているのはいいのですが、滞在許可証の申請料まで、この機械で払うようになったのがこの二年前くらいからだと思います。

それまでは、CEC銀行や最大手のBCR銀行の窓口へ行って払ってましが、こちらの田舎の銀行では窓口でも支払い方法を知らない行員の人も多くて、いくつかの支店を回ったりしてました。

この自動支払い機は私のいる街ではCEC銀行にしか無いようで、三日前に行った時も、何人かの行列ができていました。

(いろんな料金の自動支払端末)

さてこの機械を使って払うのは、今年で3年目なのに、その方法をすっかり忘れてしまいました。自分で画面内のいろんなところを押して探すのですが、どうにも滞在許可申請の料金の項目が出てきません。

それで、銀行の女性に聞きに行ったのですが、さほど忙しそうでも無いのに、隣の出納係の人に聞いて!(多分その人は操作方法を知らない)、と別のところへ回されました。

出納係の女性に聞いたら、その仕切られたような部屋を厳重に鍵をして、支払機のところまで来て、私と同じように操作するのですが、そんな項目は出て来ません。

それでその女性は、銀行のATMに近い別の窓口の女性にそれを聞きに行ったのですが、「知らん Nu știu!」と大きは声の返事が返ってきました。

それで、その人は私のところに来て、両手を広げて、どうにもなりません、と言った顔をして引っ込んでしまいました。あいにくさっきまで来客の行列ができていたのに、この間に誰もいなくなり、他のお客さんにも聞けず、お手上げです。

寒かったので、トイレに行きたくなり、近くのいつも行くスーパーまで自転車で走って用を足して戻りました。今度も数人が機械の前で待っています。

私の番になり、画面の真ん中あたりのルーマニア政府のマークの入ったボタンを押して、いくつか項目を選んでみたものの、それらしきものが出て来ません。

仕方なく、すぐ後ろにいる女性に「外国人用の滞在許可延長の料金を払うのはどれですか?」とスマホのグーグル翻訳を使って筆談しました。

その人はすぐに画面の左上にあるメニューボタンを押して「パスポート」のところを見つけ、その下にある文字の薄い「外国人向け」表示を見つけました。

(外国人向けの表示)

これを押すと、あとは名前と財務番号(ID番号)やその他のデータを入力する画面です。最後に支払額が表示されて、自分でもできるようになり、助けてくれた御礼を言って、支払いを続けました。

金額は259レイ(約7628円)です。これは滞在許可証ともなっているIDカードの発行手数料です。

細かいお金がなかったので、260レイ分のお札を一枚一枚入れて行きます。一度には入りません。機械はまるで掃除機のようにお札をスッと吸い込みます。

(受領証となるレシート)

最後に画面の下からスーパーでもらうようなレシートが出て来て終わりです。名前やID番号の間違い(自分の入力ミス)をチェックして終わりです。間違うととてもやっかいです。たぶん戻っては来ません。

お札を入れ終わって気づいたのですが、この機械もお釣りというものが出ないことを思い出しました。昨年は出納係の女性が、もたもたした私の機械操作をみていて、お釣りが出ないから細かいお札が要る、とその場で両替してくれました。

しかしもう手遅れです。お釣りはどうなるでしょう?