超加工食品(Ultra-Processed Foods)が認知症を早めます

またテレビ局のニュースサイトからの引用です。

超加工食品(Ultra-Processed Foods)と言うのは、冷凍ピザ、ホットドック、フライトポテト、ポテトチップ、甘味料の多いジュース、ケーキ、ドーナッツ、アイスクリーム、インスタント食品、などなどです。

これらのカロリーが1日の消費カロリーの20%以上を占めると、認知機能の低下リスクが増加する、と医学雑誌のJAMA Neurologyで最近発表されました。

特に、脳の実行機能の、情報を処理して意思決定を行う能力が、これらジャンクフードの影響を最も強く受けるとあります。

こうした食品を毎日多く食べる人は、少ない人よりも、全体的な認知機能の低下が28%早く、上述の実行機能の低下が25%早いという研究結果が出ました。

この超加工食品は脳に悪い可能性が最も高いと結論づけられる」と研究者のデビッド・カッツ博士が述べています。

しかし、同時に果物や野菜、全粒穀物、健康的なタンパク質をより多く食べると、それらの悪影響は消えていくともしています。

報告書の中では、アメリカ人の一日の消費カロリーの58%がこの超加工食品で占められ、イギリス人では56.8%、カナダ人で48%です。

超加工食品では、栄養素だけでなく、それに含まれるフレーバー、着色料、乳化剤、油、脂肪、砂糖、デンプン、およびタンパク質の分離物も問題を起こします。

認知機能への悪影響とは別に、これらは肥満、糖尿病、心臓と循環器系の問題、寿命の短縮、それにがんのリスクも高めます。

もしもこの超加工食品をやめられないなら、他に果物や野菜、全粒穀物などの自然食品も食べて、食事のバランスを取れば、ある程度の悪影響を軽減できるともしています。

ルーマニアでも、スーパーマーケットに行くと、ジャンクフードであふれています。一方で有機栽培のビオ食材も人気です。

またルーマニアの人は甘いものが大好きで、乳製品もたくさん摂るため、どちらかというと痩せている日本人よりも、循環器系の問題を抱えている人が多いようです。

私はインスタントラーメンやスナック菓子が日本で出回り始めた頃に育ったため、こうした化学調味料の味が忘れられません。

同じようなものがルーマニアでもぎょうさん売ってますが、ついちょっとでも食べてしまうと、腹痛を起こすので、やはり、やめています。

なかなかルーマニア語を覚えられないのも、過去に食べたジャンクフードのせいでしょうか?