vulcanizareの季節です

春と秋になると、街の中でこのVulcanizareと板に手書きした看板が出てきます。オンライン辞書で引いても、英語ではそのままvulcanizationと出て、ゴムを化学薬品で強化する、という意味になります。

また小さな店も通年で営業しています。

(Vulcanizareの店)

店の壁に貼られている表示で、自動車のタイヤ交換の店、とわかりました。実は、自動車を購入した時に、すでに11月に入っていて、冬のスタッドレスタイヤをどうしたらいいのか迷いました。

EU内では国によって対応が違い、期間限定で冬タイヤの装着を義務付ける国や、ルーマニアのように、路面の状態によって決められる国もあります。

結局、よくわからないので、購入を伸ばしていたら、その年には結構な雪が積もってしまい、すぐに溶けたのを幸いにして、街の自動車修理工場で、ホイール付きで買いました。

この時も、このVulcanizareの店の前ではタイヤの交換をする自動車の行列ができていて、とても繁盛しています。さてはルーマニアでは、冬タイヤをホイール付きで買うのではなく、夏タイヤのホイールをそのまま使って、タイヤだけを冬の前と春に付け替えるのではないか、とも思いました。

ホイール付きで冬タイヤを買うと、こうした輸入品はかなり高くなります。しかし、日本でもホイール付きで買っていたので、自分で交換できました。

こうした店の行列を見ていると、タイヤの交換はVulcanizareでするのが一般的なのでは、と思ってしまいます。

ルーマニアで自動車を持っている人の多くはどうしているのか、知りたかったので、家主の女性にメッセージで聞くと、

「普通はどうしているかなんて知らない。面倒ならやって貰えばいいし、私はホイール付きのを買っているから、暇な時に自分でやってる」という返事でした。

この時の「普通はどうしているのか」と言うのが愚問でした。

「ホイール付きで冬タイヤを買うか、タイヤだけ買って、ホイールは夏タイヤのを使うか、それに自分でするか、Vulcanizareの店で料金を払ってするかは、それぞれ自分の好みで勝手に決めてしているから、好きなようにしたらいいのよ」

安く済ませるには、できるところは自分でするのが一番です。ちょっと早かったのですが、天気もいいので、今日、夏タイヤに自分で替えました。