銀行間の即時振込

日本なら当たり前の即時振り込みのことです。

メインに使っているリブラ・インターネット銀行のATM(ユーロネット)が私の住んでいる小さな田舎町から撤退してしまってだいぶになります。

それで、現金引き出し用にライファイゼン銀行で口座を持って、リブラ・バンクからルーマニアの通貨RONで送り、引き出し手数料なしで現金にしていました。

これを始めた当初は、振り込みが完了するまで、最低でも三時間はかかっていて、急ぐ時にはとても不便でした。

ところが、リブラ・バンクの他口座への振込画面で、インスタントペイ(こちらでは振り込みと言うよりも、支払いとなっています)の項目があり、試しにチェックを入れてみたら、ライファイゼン銀行へもこの即時振込(支払い)が、知らない間に無料でできるようになっていました。

(即時振込のできる提携銀行先)

以前にはこの提携先が数銀行しかなくて、ライファイゼン銀行は入っていなかったと思います。その提携先がかなり増えていました。

即時ペイなので、10秒ほどです。これはとても助かります。

日本なら振込に手数料がかかりますが、こちらのIBANコードの口座番号を使った振り込みでは、もともと手数料がかからないものの、とても時間がかかっていました。

振込には49,999Lei (約145万円)の上限があるものの、これでとても便利になりました。

しかしカード化の時代に何を言っているのか? と思われるかもしれません。

どちらの銀行カードにもVISAかMASTER CARDのデビットカード機能が付いています。でもどちらかと言うと、現金の支払いの方が確実で好きです。

返品や苦情の時も、現金で払っていると、返金を受けやすいですし、スーパーに行っても現金で払う人の方が圧倒的に多いので、カードで払う自動レジはいつもガラガラです。

レジで働く社員の方々と話をするのを楽しんでいる年配のお客さんもいるので、レジがなかなか進まなかったりするのですが、互いに陽気に話して笑っているのを見ると、誰もいない自動レジよりはずっと人間味があっていいです。

レジの社員どうしで話しながら、レジをしている時も、顔はあちらに向けて、手元はこちらの商品を通していますが、時々バーコードを読み忘れて通してしまったりしてちょっとだけ得したり、硬貨のお釣りが少し足りなかったりしますが、そこはご愛嬌です。

それに市場では銀行カードが使えないだけでなく、細かい現金を用意して、売り場でああだ、こうだと言いながら、買い物をするので、やはり現金のやり取りもまた楽しみの一つです。