銀行の定期預金をしてみました

通常使う銀行口座は利息のつかない当座預金です。しかし、オンラインを通じていろんな支払いに使うので便利です。

この2年ほどはEUの通貨EURに対してルーマニアの通貨RON(または単数形でLeuレウ、複数形でLeiレイ)の値下がりが止まり、ユーロの高値安定で上下の変動が少なくなりました。

為替チャートはXE.comより拝借。さらに5年間のチャートです。

この5年チャートを見ても、ルーマニアロンはこの2年間ほど、ユーロに対して多少の上下はあってもほぼ同じレートにとどまっています。

ユーロのレートが上昇している時にはロンよりもユーロを持っている方が有利なので、銀行の定期預金をしようとは思いませんでした。

しかし、今の銀行の定期預金利息がまだ年率6.7%を維持しているので、少し余裕が出たら、スマホのアプリかネットバンキングで定期預金に移し始めました。

ライファイゼン銀行のアプリに定期預金の利率の宣伝メッセージが届きました。

(ライファイゼン銀行の定期預金利率)

ロンで年率6.7%です。ユーロでは2.7%、USドルで3.5%です。

しかしいつも使っているリブラインターネット銀行ではもう少しいいです。

(リブラ銀行の定期預金)

ロンで6.75%。ただしここは13ヶ月定期に入れると、7.31%です。7ヶ月定期でも6.25%です。

それで、ここに、わずかですが、500レイ(15,919円)をスマホのアプリより定期預金口座に入れてみました。

操作はスマホの銀行アプリで簡単です。

1年間の利息は6.75%で、500レイ預けて利息は36.52レイです。利息の所得税は10%の源泉徴収なので、1年後には全部で532.86レイになります。

定期預金に移すのに手数料は入りません。また、1年後に満期になったら定期預金をやめるか、そのまま自動継続するかを決めるオプションがあります。

受け取った利息も満期後にそのまま元本に繰り入れるか、元の利息のない当座預金に移すかを決められます。

デフォルトの設定では、自動継続で利息は定期預金に繰り入れられます。

ユーロの値上がりが止まったので、わずかですが、しばらくは様子を見ながら、また余裕が出たら、どうするか決めます。

同じようなことを日本にいる時にも、ジャパンネット銀行(今はPayPay銀行)やソニー銀行でやっていました。あの頃はUSドルと日本の円のやり取りでした。

ただ為替レートの変動が安定せず、最近の円安傾向とも違っていたので、為替レートのチェックが面倒でした。

円安傾向がまだ続くようなら、外貨口座を開いて、USドルかユーロに替えてしばらく避難させておくのも一つの手です。

ルーマニアではEU加盟の時にEU通貨のEUR導入を約束したはずですが、今でも自国通貨を使っています。

通貨発行権を維持した方が、為替レートを通じて経済の調整をしやすいこともあるでしょう。

ルーマニアに来て、外貨の為替レートをいつも気にするようになりました。