ルーマニアのひまわりと蜂蜜

冬の野鳥のエサと自分たちのおやつのために、ひまわりを植えたのを以前に記事にしました。それがようやく花をたくさんつけるようになりました。

(高さ4mのひまわり)

ところがそれが高さ4メートルにもなって、上の方の花は手が届きません。しかも花が小さくて観賞用、切り花用です。

(小さなひまわりの花)

どうもこれでは種をあまり期待できません。通販でタネを買った時にはそんな説明が書かれていなかったと思いますが、もう遅いです。

小さくてかわいいですね。ひまわり畑で見る農業用のひまわりはこれの何倍もの大きは花をつけます。収穫の時期になると皆、花が重くて垂れ下がっています。

この季節にはミツバチにとってもちょうどいい花がありません。それで、ここにたくさんのミツバチが来ています。

こうしてできるミツバチは花の種類を特定できないので、「ポリフローラ」の蜂蜜として売られています。

(市場で買ったポリフローラの蜂蜜)

ガソリン代も高騰しているので、養蜂家のところへ直接買いに行くのをやめました。これは街の中心にある市場で買ったポリフローラの蜂蜜です。

(蜂蜜)

いろんな花から取れた蜜なので、色や味も様々です。

買ってきたら、中身の左端が少しへこんでいます。これは試食用に取った跡です。それでも1kg容器に目一杯入っています。

価格は以前よりだいぶ上がりました。ポリフローラの蜂蜜は他の花の種類が決まっているものより安かったのですが、今は同じくらいです。

これは35レイ(1109円)です。日本の円がルーマニアの通貨よりもずっと安くなっているので、値段も高めに感じます。

それに非加熱の生のままのためもあると思います。味もいいです。加熱処理をすると半透明になりますが、長期保存にはその方がいいです。

瓶の淵に結晶が少し付いています。花の種類によってはこの結晶化が早くて、この1kg容器に入れにくいものもあります。

いつも4月下旬にある蜂蜜祭りに行くと、いろんなことが知れて面白いです。今年は忙しくて行けませんでした。

近くに少しだけ養蜂をしている家があり、そこからうちにもミツバチが飛んでくると思います。そこは専業ではないようで、自家用です。時々販売する張り紙を見ます。でも市場より安くはありません。

市場なら蜂蜜屋もいくつか出ているので、味比べができて便利です。