自家産の無農薬ブドウとイタリアのオリーブオイル

まずは借家にあるブドウです。今年は雨のほとんど無い、とても乾燥した夏と秋なので、家にあるブドウは全体の収穫がとても少ない代わりに、いつもは酸味が強くて食べにくい小粒ブドウが、不思議なほど糖分が多く、とても美味しく実っています。

(甘みの強い小粒ぶどう)

このブドウはいつもほとんど食べないので、ほったらかしにしていて、毎年、小鳥の餌になっています。今年はいつになく濃い味がして、深い甘みがあります。

ただ、粒が小さい割にタネが大きいので、食べるのは大変です。タネも食べてしまえばいいのでしょうけど、どうもお腹に悪いような気がして仕方がないので、苦労して味わっています。

ワインにするほど実っていないので、まずはそのまま絞ってジュースにしました。

(絞りたてのブドウジュース)

このまま置くと発酵して破裂しかねません。

耐圧の保存瓶にこうして入れて冷蔵庫に保管していたら、ある日、バチッというような音がして瓶が破裂し、冷蔵庫の中がぶどうジュースだらけになっていたことがありました。

それで、ゼラチンで固めて冷やして食べてしまいました。

収穫の少ないのはここのブドウだけではありません。

ニュースでは今年の猛暑と雨不足で、スペインやイタリア、ギリシャなどの南欧で、オリーブオイルの実りが悪く、それで今後、EU内のオリーブオイルの価格が高騰するという記事がありました。

さて、これは困りました。パスタでもサラダでもスペインかイタリア産のオリーブオイルをいつも料理に使っています。

それで、いつも行くスーパーマーケットに行ってまだ暴騰していないか見てきました。

(オーガニックのオリーブオイル)

今のルーマニアの食品価格は今年のコロナ流行の終了あたりから始まった物価の上昇(およそ20%くらい)と同じくらいにしか上がっていません。

ところがこのイタリアのメーカーの、有機栽培の認証を受けたオリーブを使ったオーガニックオリーブオイルが、半額セールで売っていました。

エクストラバージンで、コールドプレスで、しかも漉していません(アンフィルター)。生のままです。これが500mlで24レイ(762円)です。日本だと3000円くらいしているらしいです。

ルーマニアの人々もこういうのはすぐに買います。あと4本しかありませんでした。

安いうちにオリーブオイルを買いだめしておこうと思ったのですが、まずはこれで十分です。

ラベルを見ると、オリーブの産地は「EU内で収穫された」とだけあり、産地は詳しくはありませんが、Bio認証があるので安心です。